

挿絵「想い焦がれるあの響きと追憶の香り」(所有者名掲載権つき)
想い焦がれるあの響と追憶の香り.jpg
¥10,000 税込
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短編小説集「スナックくらげ」に収録される挿絵のJPEG画像と、挿絵の所有者としてお名前を掲載できる権利がついています。出版になった際、本の中にお名前が掲載されます。
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※画像のダウンロードにて納品となります。
※NFTを希望の方は、本サイトで決済の際、ウォレットアドレスを備考欄に記入するかDM等でお知らせください。後日NFTをトランスファーします。
※NFTのチェーンはpolygonとなります。
※ご希望者にはパネル・額装でのご注文も承ります。ご相談ください。
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小説の冒頭部分をチラ見せ・・・
女はプランターに水をやっている。じょうろから出るいくつもの細い線は、空中に虹色の幻影を創り出し、その先に咲く白いドクダミの花を美しく彩っていた。
空き地だったはずの場所に急にスナックが現れ、当時こそ周りは稀有な目で見ていたものの、ママの容姿と人柄もあって、一年半も経つ今では連日の盛況ぶりである。
「あらやだ。ドクダミの茶葉が少なくなってきたわね。」
在庫の確認をしながら私は呟いた。スナックくらげでは、最後にドクダミ茶を出すのが最近の定番なのである。
私はまた入口から外へと出ると、店先にあるドクダミの茶葉を摘む。最近日差しも強まってきており、日に日に夏の足音を感じるようになってきた。
陽の光を浴びるのはこんなにも気持ちよく、体も心も満たしていくことを、私は毎回外に出る度にしみじみと感じていた。
十二年ぶりに外に出たあの日。外はこの上ない秋晴れだった。[天高く、馬肥ゆる秋]
とはよく言ったもので、どこまでも青い空を見上げると、透き通るように長く伸びたすじ雲が折り重なり、とても美しかった。
…つづきは本でお楽しみください。
2024年年末までに完成の予定です。
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¥10,000 税込
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