

挿絵「場末のスナックの壁」(所有者名掲載権つき)
場末のスナックの壁.jpg
¥10,000 税込
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短編小説集「スナックくらげ」に収録される挿絵のJPEG画像と、挿絵の所有者としてお名前を掲載できる権利がついています。出版になった際、本の中にお名前が掲載されます。
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※画像のダウンロードにて納品となります。
※NFTを希望の方は、本サイトで決済の際、ウォレットアドレスを備考欄に記入するかDM等でお知らせください。後日NFTをトランスファーします。
※NFTのチェーンはpolygonとなります。
※ご希望者にはパネル・額装でのご注文も承ります。ご相談ください。
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小説の冒頭部分をチラ見せ・・・
『場末のスナックの壁』
世界を切り取るということの意味を、私はまだ知らなかった。あれは仕事が上手くいかず、苛ついた気持ちを酒に溶かして発散していた夜だった。
私は普段あまり酒の進みが速くはないのだが、その日は半ば自暴自棄になっていたこともあり、一軒目からかなりの量の酒を飲んでいたと思う。はっきりと覚えていないのだが、店を出た路上で寝てしまったのだろう。目覚めると、見覚えのない寂れた裏路地の隅にうずくまっていた。
時刻を確認すると夜中の2時を少し回ったところで、どうやら数時間ほど寝ていたようだった。私はようやく立ち上がり、どこへ向かうでもなくふらふらと歩きだすと、まだ明かりが点いている店が目に入った。
入り口前の小さな立ち看板には「スナックくらげ」と書かれている。外観からしてかなり昔からあると思われる佇まいだが、知らない店だった。そして私はその暖かな光に吸い込まれる羽虫の如く、入り口の扉を開けた。
…つづきは本でお楽しみください。
2024年年末までに完成の予定です。
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¥10,000 税込
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